斜に構えることの何がカッコ悪いか

真剣勝負は負ければ死を意味する。
勝てずに生き延びる為にはカッコ悪い逃げを選択するしかない。
斜に構えた態度はそのカッコ悪い逃げからすらも逃げている。


もうとっくに死んでいておかしくない状況なのだ。
そうでなければ非力で惨めで最低な自分を受け入れるしかない。
本当に気が付いていないのか、気が付いていないふりをしているのかは知らないが、
実際は敵が情けをかけて見逃してくれているのだ。
己の弱さを受け入れて必死の覚悟で再起を誓うならまだわかる。


その状況でさえ涼しい顔をする事はカッコいいか?


余力はない、ゼロでもないマイナスだ。
なぜ涼しい顔ができるのか?
その無礼は負けるカッコ悪さ、逃げるカッコ悪さなんかと比べ物にならないほど遥かにカッコ悪い。


カッコ悪い自分から抜け出したいなら、そんな状況の時はもう斜に構えてはいけない。
決死の覚悟で己を鍛えなおせ。