高句麗語の数詞と日本語の数詞の対応の話

地名から高句麗語を拾い上げて、その中で判明している数詞全てが日本語の数詞に対応するという話。


3 密...밀...ミル...みい、みっつ
5 于次...우차..ウチャ...いつ、いつつ
7 難隠(難隱)...나난/나는...ナナン/ナヌン...なな、ななつ
10 徳(紱)...덕/더...ドク/ド...とお


ミルのルは子音のみのLなので、日中韓越の漢字音の変化と同じ法則で変換すれば
日本語での音は「ツ」になる(もしベトナムに同じ音があればtになる)とも考えられる。
例としてアカサタナ順にツになる漢字音を並べてみた。
斡(알) 喝(갈) 殺(살) 達(달) 捺(날) 発(발) 末(말) 辣(랄) 曰(왈)
ヤ行がないけど얄は韓国語漢字音にないっぽい
というわけで韓国語でパッチムのㄹの音は古い時代に別れていれば日本語でツになる。


で、これを元に「日本語は韓国語から生まれた亜流ニダ!」と言ってる人がいるらしいですが、現代韓国語は新羅系方言の直流らしいので根拠にならないとか(その証拠に現代韓国語の固有数詞とこの数詞は全然一致してない)。
で、ネットで調べた限りは百済語は高句麗語に近いという意見と、新羅語に近いという意見がそれぞれでよくわかりませんでした。


素人の調べ物の備忘録なので真面目な人は真に受けすぎないで下さい。