日本語の"見る"という単語

上述のパン屋のおじさんの日本語やウチの彼女の日本語で思うことがある。
特にウチの彼女には何度も教えているのだが直らないのだが


日本語の"見る"には"会う"という意味は含まれない。


どういう事かというと
「〜に会いたい」と言うべきシーンで
「〜を見たい」と言うのだ。
これは韓国語の"見る"である"보다"に引きずられている為だろう。
韓国語では日本語で"会いたい"というときに"보고싶다(見たい)"と言うし、
"また明日ね"と近い表現で"내일봐요(明日会おう)"という。
一応、日本語の"会う"に対応する単語として"만나다"という単語もあるはずなのだが、
どういう場面で使うのだろうか、ほとんど"見る"の方が使われているような気がする。
よく考えてみると英語でも"See you again."というし、中国語では"再見、再见"であり、
"見る"の直訳に当たる単語が"会う"の意味を持っている言語の方が多数派なのかもしれない。
とにもかくにも、ウチの彼女の日本語は何度言ってもこの"見たい"が直らない--;