私はあなたの先生じゃない

会社の帰りに日本語勉強中のおじさんがいるパン屋に行った。
ここに行くといつもの事なのだがこのおじさんの日本語の実践勉強の相手をさせられる。
ただパンを買いに行っただけなのだが30分とか40分とか延々と居なければいけない。
いつもそんな感じなのでどうしても行くことを敬遠してしまう--;
しかしずっと行かないのもなんとなくこのおじさんに悪い気がするので
たまに行くのだが、やっぱり行くと疲れてしまう。
昔何かで呼んだ記憶があるのだが、欧米人が日本に来ると
街中の人に延々と英語のお勉強相手をさせられて「私はあなたの先生じゃない」と
思うことがあるという話があったのだが、それが身にしみてよくわかる。
相手に悪気は無くて、むしろ好意をもってくれていることは嬉しいのだが、
別に対価を貰っているわけでもなく、長い時間を拘束されるのは結構厳しいものがある。
もちろん話自体が面白ければ気にならないのだが、
やはりはじめから勉強を目的としてされる会話というのは別に面白いものではないのだ。
もし日常生活の中の外国人を先生代わりに使いたいという考えの人がいる場合はそれを考慮して上手く相手が楽しめるようにしたほうがいい。
そうしないと悪気は無いことは理解されていても敬遠されてしまうのがオチだろう。