管理人のおじさんの文章

そういえば本などで「韓国では漢字まじりのハングルを使っていた時代でも固有語には漢字を使いませんでした。韓国には日本の訓読みのようなものはありません」と書いてあった気がするのだが、少なくともウチの会社の建物の管理人さんが書く文章をみるとそうでもないようだ。
以前におじさんがやっているお店に「今日は貸切です。」みたいな張り紙があったのだが
その時「今日은 〜なんちゃらかんちゃら〜 罪悚합니다.」とか書いてあった。
죄송は漢字語だが오늘は多分漢字語じゃないと思う。
こういう風に漢字語以外にも漢字を使う人が居るのだなと知った。
とはいえ普通は漢字を使う人は少ないし、ウチの会社の同僚達のような若い人は
自分の名前だけがやっとという人がほとんど、その自分の名前の漢字すら間違って覚えている人が多数(韓国式の漢字かな?と思ったらそうですらなかった)。
漢字が多いらしい朝鮮日報ですら俺が見た限りは"大"とか"日(日本のこと)"とか日本の小学生が一年生の時に習うような字がたまに見出し等に使われている程度だった。
個人的には日本語における漢字廃止論者なのだが(大和言葉をもっと大事にしてほしいので漢語偏重の日本の知識層が嫌い)、
やっぱりまったく省みなくなってしまうのも寂しい。
そして一般に漢字が省みられることがなくなったこの国でもこうやってそれを大事にする人がいるのだな、とも知った。