やっぱりハングルって読みづらい。

そんな翻訳作業の中、完全に音訳になっている部分とかを原文から探そうとしている作業で今更ながら実感。
やっぱりハングルって見づらい。
何が見づらいかというと、日本人は漢字、ひらがな、カタカナを使う、
でも韓国語ではハングルのみ。
これだとアルファベット圏と同条件かと思われるが、アルファベットには大文字と小文字がある。
そして、小文字は比較的不揃いの形をしているのだ。
この不揃いなことが逆に長い文章をさっと読むときには見やすい。
反面、ハングルは几帳面に一文字一文字の形が整ってしまっているので、パッっと見たときに飛び込んできにくい。
たとえるなら「全部大文字のアルファベットの英文」とか「カタカナだけの日本語の文章」とかを想像すると良いと思う。
人工文字ゆえに形を整えすぎてしまったのだと思う。
そして、普及までの長い道のりが、その変化さえも人工的な変化のみで、自然と読みやすく変化することを拒んだのではないか?
いや、自然な変化は起こっているのかもしれない。
比較的ポップな書体なのかもしれないが、印刷の書体でもパッチムと呼ばれる母音に続く子音部をわざと下側に飛び出した形にした書体がある。
こうやって、ある程度不揃いなほうが、文章は読みやすいのだと思う。
で、やっぱりカナモジカイの主張は正しいんだなって思った(突然飛躍)。