さて皆さんに問題です。


キムチは辛い食べ物である。○か×か?


thinkin' time...


答え ×


いや、はじめね、冗談だと思ってたのよ、みんながキムチは辛くないって言うのが。
ちょっとジョーク気味で「キムチは辛いうちに入らない。もっと辛いものが沢山あるぞ」って意味だと思ってた。


今、本当にキムチを辛いと思わない俺が居る…。


なんて例えたらいいんだろう?
お子様カレーと一緒か?
「辛さの風味がある」
ただそれだけ。
辛くない。


うーむ。慣れって怖いな。
そういえば言葉が通じない事にも本当に慣れた。
通じない事じゃなくて言葉の方に慣れろよって感じで自分にツッコミ入れたくなる。


でも発音が難しすぎなのだ。はじめのステップ
「言う」ができない。
言えないと、聞こえる耳は出来っこないのだ。
しかし、母音が5個しかない俺の頭にはもう本気で無理って感じ。
韓国語のかなり初期ステップとして母音が日本語より多いって部分がある。
アの口の形で発音するオがあるのだが、それが無理。
発音記号を見るとbodyのoの音と同じなはずなんだけど………。
俺の発音するbodyのoは「ア」の仲間である。
昔のバイト仲間のネイティブな帰国子女(男)から
「その音で完璧に合ってる」と太鼓判を押された音だから、恐らく俺のbodyのoの発音はこれでいいはず。
でも、そのアの口の形で発音するオって奴は…。


俺の耳には思いっきりカタカナのオに聞こえる。


そして俺の発音するbodyのoはどっちかというと「ア」である。
理論は解ってる。
アの口の形でオと言えばいい。
でも、練習してると………。


いつのまにかbodyのoの音になっちゃってる………。
っていうか、俺の日本語の脳の方が、「オ」から「ア」に切り替わっちゃうのだ………。
これは年齢の問題なのか?
それとも慣れの問題なのだろうか?
bodyのoの音を区別するまでにも結構苦労した記憶はある。
ただそれを区別しようと頑張ってた頃って中学生か高校生なのだ。
そしてそれでも結局俺の頭の中には母音はアイウエオの5つしかないのだ。


うーむ困った。
で、子音も最近適当になってきた。
韓国語には濃音と激音という日本人には理解不可能な音があるのだが、


「よし、この区別はとりあえず後回しだ!」


って感じ。
極端に言えば言葉なんてアクセントさえ掴めば通じるのさ、きっと。
中学生の頃の英語の先生もそういってた、
ウェブで調べた韓国語を知ってる日本人もそう書いてた。
アクセントとリズムさえあってれば
「あ、河童の屁プリーズ!」
で紅茶が出てくるのさ。


しかし………区別する努力はしないと永遠に区別できないのも事実だよな………。
どっちを優先すべきか、それが問題だ。


というわけで、俺は韓国語を知らない状態で韓国に来てよかったよ。
普通、外国に行くっていう時はその国の言葉に少なからず自信を持っていくだろ?
そうすると通じなくて挫折感を味わうわけだ。
そういう意味では全く知らない状態でここにいる俺は


「チョヌン ハングンマール モルゲッスムニダー(私は韓国語知りません)」


だけ通じればそれでOKなのである。
そういえばマジドロのfoolの「アニョ〜ン♪」って韓国語っぽいな。
あんな感じで馬鹿っぽく「アニョアニョ!ハングンマル、モルラ(いいえ、いいえ、韓国語、知らん)」
とか言いながら適当にやってるのが今の俺である。