リスト型クラッキングに対応する連想メモ

知人が LINE を乗っ取られて改めて最近のリスト型攻撃の多さを認識した。
これに対応するにはあらゆるサイトのパスワードを固有にするしかないわけです
(本当は平文でパスワードを保存してそうな怪しいサイトを特に注意するべきなわけですが、自分が過去にみてきたシステムとかをみても意外と YAGNI 原理主義というか、必要性を感じてないのはお前がバカだからだというか、それなりの知名度をもった所のサービスでも平気で平文で保存してたりするのでやっぱり全サイト別にするしかないのです)。


で、現実的に全てのサービスでパスワードを別にして、全部暗記するって無理ですよね?という前提でいくつか自分流のテクニックがあるのです。


全部はめんどうくさいし手のウチを全部知られつくすのもどうかと思うので、特に有効だと思う技を紹介したいと思います。


それはっ!!
自分だけしかできない連想でメモる!!
ずばりこれです。


例えば、あなたが小学生の頃、同級生の中島君が笑った拍子に牛乳を吹き出したという事件があったとしましょう。
この時あなたの中には


牛乳 -> 中島
あるいは
中島 -> 牛乳


という連想ができる情報があります。
この連想は(同級生などを除いて)あなたにしかできない関連付けなのです!
あなたがノートにどんなに牛乳と書いても、普通の人にはそこから中島という答はでてきません!


つまり、堂々とメモれる!!(実際には同級生などがいるので堂々とメモらないほうがいいと思います)


これを他の各種技と組み合わせて LINE のパスワードを作ります。
例えば
・そのサイト固有の情報を付ける(line.meを分割して前後に)
・特定の文字を記号に置き換える(aを@に)
・大文字と小文字を織り交ぜる(今回は子音を小文字、母音を大文字とする)
これらの技を nakajima に適用すると line.n@k@jIm@.me のようになります。
これをそのままメモったら駄目だけどメモには


LINE のパスワード: line.牛乳.me


くらいに書いておけばいいわけです
(大文字と小文字の法則とか、置き換える文字あたりは暗記しておく)


これならひっそりとメモっておいたものがバレてしまっても、
他の人には意味がわからないはずっ!!


とここまで力説しておいてなんですが、自分はセキュリティの専門家ではないので
やはりどこかに穴があるかもなぁ。
まあ、文字種をたくさん使う(大文字、小文字、数字、記号)のは汎用的に価値が高くて
サイトごと、サービスごとに固有の情報を付け足すのはリスト型への効果が高いです。
あと最初にも書いたけど、サービスの怪しさに応じて、
怪しいのには特に厳重に他と違ったルールを適用するとかも有効だと思います。


ま、なんだかんだ言って、どこにメモったか忘れて再設定機能使う事のほうが多いんだけどね!
リマインダーと称して平文メールでそのままパスワード送ってくるサービスとか、
再設定に必要な情報が難しすぎるサービスとかを先に確認するほうが
本当は賢いのかもしれませんね:)