団地ともお

最近、朝ドラからの深読みからの団地ともおという土曜日を送っている。
最初は『あー、これ全部CGだなぁ。最近の技術はすごいなぁ』
という観点でみてたのだが、最近はすっかり中身のほうに気を取られている。


まず……『えっ、これターゲットはどの層よwww』って部分でウケた。
作り手が完全に大人を意識してるというか、むしろ積極的にそこを狙ってきているように思える。
思い通りにいかない世の中とかの哀愁を漂わせてる部分が随所にあって、
これはリアルな子供にどこまで理解できるんだろwwwって思って笑った。


あと、しばらくみてて気づいたのだが、オチない話の割合が多い。
基本的にこういう一話完結方式だと必ず一話ごとにオチがつくのが原則だと思うのだけど、
団地ともおは結構な割合でオチがつかない話がある。


子供にはどうにもできない大きな事情の前に
『ま、しょーがねっかw』
とともおが呟いて終わりみたいなパターンで、
無理やり美談的に終わらないあたりに逆に日常の変なリアリティを感じる。


脚本の人とかはたぶん意図的にやらないかぎり
どうしても起承転結を無意識のうちにつけちゃうと思うので、
あえてやってるとしか思えない。

これは勝手な予想だけど、この現代(よりは十数年遅れてる?)の日常を現実的なつらさも含めて描こうとしているような気がする。
ま、つまり……なかなか深いねこのアニメ。