今求められる物、流言に惑わされないリテラシーと判断

今回の震災直後、チェインメールの不確かな情報を信用しないようにということがメディアで言われていたと思う。
今回発生していたチェインメールの内容自体は、原発のために期せずして本当に必要な対処になってしまったけれど、そもそも何故不確かな情報がいけないかといえば流言だと思う。
解りやすい例と言えば、関東大震災の後の「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という流言に惑わされた国民による狂気を繰り返してはいけないという事。
ただ、今回のチェインメールの内容自体は(尾ひれがついて変化していない限りは)、もし事実ではなかった場合でも問題ない内容だったと思う。
政府の公式の発表が「ただちに健康には影響はない」みたいな、子供だましの言い回し(長期的に続けば影響が大いにあるという意味だと自分は受け取っている)をされている状況下で、本当に必要な物は…………自分で考えて判断する能力だと思う。


悲劇は決して繰り返してはならないし、流言が通用すると証明してしまった場合には他国からの敵意に満ちた流言流布が行われる可能性が今後高まるという意味で、決して流言に踊らされてはならない。
だからと言って大本営発表を鵜呑みにして、妄信的についていく事もできない。
故に個々人が、自分の所に入ってくる情報の真贋を冷静に判断し、間違った情報であった場合にどんな悪影響があるのかを考える力が必要だと思われる。
間違った情報だった場合でも悪影響がない事に関しては、保守的な判断をしたほうがいい場合もあると思う。


という壮絶な前ふりで、素人判断で思ったことを書く。
放射性物質を含んだ塵が、今まで大気中に、場合によってはとてもとても高い位置まで舞い上がっていたと思う。それが今日の雨で、ほとんどが地表に落ちたわけだから、晴れて地表が乾燥すると、地表付近に舞い上がる塵の中には、この数日よりも放射性物質を含む塵の割合が多いって事にならないだろうか?
マスクをして塵を防ぐべきなのはまさにこれからなのではないかと思う。
いや、間違いだったらいいんだけど、別に間違いでもあまり問題ではないと思うから、今まで以上にちょっとした外出でもマスクしようと思う。