Oracle DB は速いのか?

前から疑問に思っていたのだが、Oracle DB は他の RDBMS に比べて速いのかどうかが疑問だ。
ベンチをとれと言われそうだけど、公正なベンチを取れるほど RDBMS は共通の仕組みになっていないと思う(Oracle は2進整数さえ扱えない……と思う)。
で、推測なのだけど、統計から最適化してるとか、その他諸々の難しい部分を差っぴいて考えると Oracle の方が MySQL より明らかに無駄が多いような気がする(行の ID とか2進でいい、むしろ2進がいいような所まで BCD 使ってるとか)。
もし Oracle の方が有効なケースがあるとしたら、金勘定(10進演算が必須)の場合で、それをストアドプロシージャでガリガリやってる場合くらいじゃないだろうかと思う。
業務には金勘定が絡む物が大半だとは思うけど、実は本当に金勘定が必要なシーンは経理的な処理でもないかぎり全演算のごくごく一部だと思う。
ところで、最近のアーキテクチャでの BCD 演算は速いのか?という疑問だが、x86_64 だと仮定すると BCD を扱う方法は FPU 任せ(FBLD で BCD 値を FPU にぶちこんで、浮動小数点のまま演算して FBSTP でまた BCD にしてメモリに戻す)っぽい。
最近は整数演算より浮動小数点演算の方が速いと言うから演算自体は BCD でも速いのかもしれない。でもスペース(メモリ上とディスク上の)を浪費したらキャッシュからも外れて、ディスクなんてのはボトルネックに成り続けて長い部位なわけで、やっぱり速いとは思えない。
ま、この推測が本当かどうかはやっぱりベンチ取るくらいしか確認方法はないと思うけど。