NHK で鬱病の特集やってた。

大河の終わった後の時間、今日は鬱病の特集だった。
まあ俺はつい先日鬱病とは違う診断(適応障害らしい)が出てるし、俺自身には関係ないけど、自分自身の事とは別件で鬱病については色々な角度からの情報が知りたい状況になっているので観てみた。
特集内で「医者に行くと調子がいいか悪いかだけ聞かれて、薬がどんどん増やされる。先生を信じられなくなる。」という趣旨の発言や VTR が何度もあったけど、メンクリの患者としてはすごい共感できるなぁ。
俺も一時期、パキシルトレドミンを保険適用のマックスまで増やされたりしてた時期があって不信感も強かったなぁ。
そもそも自分が鬱病とは違う何かっぽいという気持ちがあった(更に言えば PD の発作に備えての薬をもらいに行ってたのに気づかないうちに欝に対しての薬ばっかりだされるようになってたという経緯もあった)から勝手に減量してやめたダメ患者だけどwww


ただ、最後の方まで観ると「いい先生は忙しくて、一人一人をちゃんと診てられないから、医師以外の力を使える制度を」っていう結論に持ってってた。
それは良い結論にもっててたと思うんだけど、前半の「薬ガンガン増やす先生はダメ」みたいな話とは微妙に矛盾する部分もあると思った。
藪医者が馬鹿みたいに薬を出してるケースは当然叩かれるべきだけど、俺が薬増やされてて不信感持ったメンクリの院長は患者が多すぎて時間が割けないから調子だけ聞いて薬の増減だけして、患者をさばいていくしかない状態に陥っちゃってる先生だった気がするから(薬の増やし方もちゃんとしてたし、副作用があるというとすぐに処方から外すし、もっと俺の押しが強ければきっと話もある程度は聞いてくれたであろう雰囲気等々からの推測だけど)。


俺の結論としては、お医者さんは一箇所に決め打ちせず、色々な先生をみて自分でかかりたい先生を判断するべきだって所なわけだ。メンヘルに限らずね。
そうそう、ウチの父親も解剖の結果の間質性肺炎っていう死因と、直前に病院に行った時期(亡くなる前日だか2日前とか? それくらいだと言ってた)から、違う病院に行ってちゃんと状態を確認してもらえてたら突然死なんて結果にならず、数年から十数年単位の余命があったんじゃないかっていうのが実家周辺での認識だったりするし。


お医者さんを信じないと、お医者さんは治療がやりづらいのは確かだろうけど、医者を見る目を養わないで、偶然目の前にいる先生を妄信する患者は不幸になる可能性が高いと思う。