何かが限界をむかえたらしく。

月曜の夜、自分の中で何かが限界をむかえた。
眠れば回復するかと思ったけど、そういう回復量で追いつくレベルの壊れ方じゃなかったらしい。
しかし……このままバコっといくわけにはいかないので、最後に残された魔法を使って、
せめて残った人達が上手く引き継げるように会社に向かった。


キツかった……。


居るだけでもシンドイ。
更に脳内物質の分泌異常なのだと思うのだけど、酷い時は全ての外部からの刺激がフィルタリングできずに飛び込んでくる。
平日昼間のオフィスなので四方八方から音がするのだけど、小さな物音全てが自己主張してくる。
パーティーションで遮れなかった人の往来も全てが視覚を通して自己主張してくる。


頭が変になりそうだ(いや、もうなってるからそう感じるわけだが)。


夕方になってリーダー的存在の人とコンタクトがとれたのだけど、
俺に起こっている事がどういう事なのか、
今日、魔法まで使って無理やり出勤して、少しでも引き継げるようにしている事がどれだけの力がいることだったのか、
恐らく全然理解はしてもらえなかったっぽい事が少し悲しくて苦しい
(とはいえ、ある一定の理解……『奴(俺)はダメである』という認識は良くも悪くもすんなりとしてくれた)。


とりあえずこれで、極めて不完全ながら、最後に残った力を振り絞って
できるだけの事はした。
不十分だと謗られても仕方が無い。
周りはそうは思ってくれないかもしれないが、俺は俺でベストを尽くした。
別にここで使わなくてもいいはずだった残された魔法まで消費して。


自分でもこの結果に納得は全然いってない。
でも、ここが俺の限界だった。
ゴメンという気持ちと、燃え尽きた悔しさと、理解されてないだろうなっていう僻み的な感情だけが感じられる全てになった。


正直言えばかなりギリギリのラインで寸止めしてるんじゃないかという意識もある。
ただ、以前に PD にもなった事があるし、
限界ラインを超えて全壊しちゃった場合にはそれこそ回復をかけたロシアンルーレットすら考えなきゃいけないのだし
(ちなみに前回のロシアンルーレットに俺は勝って貴重な人生経験を得たと思ってる。PD 自体はかなり沈静化しつつもズルズル引きずってるが)。


そんなわけで、いろいろな意味でツラい一日だった。
後味は非常に悪い。