仕事がつまらない

帰国して一年、帰国後数日で今の会社に入ったのだから勤続も一年で二年目である。
自分的にはここを終の棲家とする予定であるのだが、仕事がつまらない。
この前、「不満は不安」と書いたけどこれも同じ問題な気がする。


前職の韓国の時の無理難題プロジェクトの時、あれは本当に酷い仕事だったし、
ネガティブなことが圧倒的に多すぎて評価できないけど、あの仕事は楽しさがあった。
あの会社の中でそれ以上被害を拡大せずに収束させられるのは自分だけという自覚と自負があったし、
何の権限も与えられなかったけれど、それを期待されていた
(実際には自分で出来たこと以上...何の役にも立たないゴミコードを使って2週間で 3D-RPG をマスターアップという神業を期待されていたのだが--;)


それに対して、今は本当にいい待遇である。
職場が狭くて暑いこと以外には給与とかそういう部分にはまったく不満がないのだから恐ろしいくらいだ。
だけど仕事がつまらないのだ。
平日は睡眠以外の90%くらいを仕事の為に使ってると思う。
この状況で仕事がつまらないなら人生がつまらないということだ。
だからこの問題に対しては真剣に考える必要がある。


なぜつまらないと感じるのか?
これがこの前の「不満は不安」と同じ仕組みだと思う。
仕事に自分の持ち味が活かせていない。
持ち味が活かせていない状態の自分に対する自己評価は「平均以下、下手すると無能」。
つまり今の自分は役に立ってないし、それは今の待遇が長続きしないのではないかという不安に繋がる。
自分が仕事が楽しいと感じる時はどういう時なのか?
それは自分が役に立てている、他の人には上手くできないことをやっていると思うときなのだと思う。
今の仕事にはそれがない。


じゃあどうしたらいいのだろう?
ここで分岐が発生する………ちなみになんで日記にこんなこと書いてるのかというと自分の考えを文字ベースで一時的にまとめる為なのだ………


選択肢1 … 与えられた仕事をもっと上手くこなせるようになって、いつか発言権を手に入れる。
選択肢2 … 今すぐ発言して自分の環境を作り変える。
選択肢3 … 違う環境を目指して旅立つ。


正しいサラリーマンが選ぶべき道…というか選べる唯一の選択肢は1番だけなんだろうな。
そして周りが本当に今の自分に期待してるのもきっとこれなんだろう。
ただ、自分は怖いのだ。何の確証もないまま無能がどんなに頑張っても、認められる日なんか来るだろうか?
実際、そうやって向いてない仕事を頑張り続けた結果、家族を背負ってリストラされて路頭に迷ってる人達がいっぱいいるじゃないか?


そして選択肢の3番、違う環境を目指して旅立っても、おそらく楽園が見つかる可能性は宝くじで一等が当たるよりも低そうだ。
結果的に自分が望むのは選択肢2番、今すぐ発言して今居る環境を作り変えることなのだけど……
先日、F氏がインフルエンザの為に代理で出た会議で思ったのだ。


誰も俺の意見なんか必要としてねえ!!


自分には意見が山ほどある。だけどただ発言しても相手は聞こうと思っていない。
なぜ聞こうと思われないのか、どうすれば有意義な意見だと思ってもらえるのか。
そこが問題だ。
これに対しては自分の中で答えがまだ見つかってない。
他人にアドバイスを求めたら大半の人が前の分岐の選択肢1を薦めるんだろうな。
「もっと地道に努力して認められてから発言しなさい」って。
だけどそれじゃあ堂々巡りなのだ。
自分には向いてることがある。それをやらせてもらえれば人並み以上の結果を出せる自信もある。
だけど不向きで人並み以下の結果しか出せない仕事を黙々とこなして認められてから物を言いなさいと言われても納得できない。
だから、この状況を打開するのにまず必要なのは
「認められていない自分でも相手に話を聞いてもらえる上手いアプローチの方法」なのだ。
そんなものがあるのかないのかは解らないけれど、それを探さなくてはいけないと思う。
いや実際、もしも認められてからでは遅いのだ。
今の会社で認められてる人達には、誰がどう見ても負荷が集中してしまっている。
あの状態では長期的な視野で見た夢物語なんか語れない。目先の一歩の為に正しくないことをせざるを得ないくらいの状態だ。
これを何とかする為のアイディアとかも自分はいっぱい持ってるつもりなのだけど、今の自分がただ声をあげても
壊れたラジオから流れてくるノイズよりも無意味な雑音としか思われないだろう。
全てをよい方向に廻すための武器として、「認められていない自分でも相手に話を聞いてもらえる上手いアプローチの方法」がまず必要なのだ。こいつはいったい何だろう?俺は本当にそれを見つけられるんだろうか?