郵政省の郵便番号データベース

むか〜し昔のその昔、タケルがまだ某レコード会社の情報システム系子会社の社員、つまり普通のPG/SEだった頃の話であります。
関連会社に収めた仕事で、送り状を作成するシステムをMS-Accessで作ったときのこと。
関連会社の仕事で納期も厳しくなく、気楽にやっていたので、別に仕様には無かったのに、「郵便番号入れたら残りの大体の住所出たら楽だよなぁ」と思い、半日仕事で郵便番号から住所を自動入力する機能を付けてしまったのでありました。
この機能、おかげさまでクライアントである関連会社の人には異様なほど好評で、
「考えていたよりもずっと楽になった!ありがとう!!」と感謝されたのでありますが、
郵便番号データベースは当時郵政省のページにHTMLのテーブルで書かれていたのを
手でコピペしてVBだったかPerlだったか何かでまともな形式に変換して、
それをAccessにつっこんでいたので、郵便番号データベースを更新するのがどうしても人間による手作業だったのでした。
タケルが情シス会社を退社する頃には「若さ故の過ちというものだった…。仕様にもないのにメンテが面倒な機能付けちゃったな」という事には気付いていたのですが、
とりあえず簡素なテキストファイルに「こんな風にしたら更新できるよ〜ん」とか書いて、結局それきりそのAccessのシステムがどうなったのかは知らないのです。
仕様にもない便利機能、それがたとえクライアントにすごく喜ばれた機能でも、
自分の所属してた会社としてメンテが面倒なシステムになってしまったことが今でも気がかりで反省とともにたまに思い出すのです。
で、いまふっとそれを思い出して
「郵政省も少しは進歩したかの?」
と思ってふらっと検索してみた。
http://www.post.japanpost.jp/zipcode/dl/kogaki.html
どうやらここからLZH圧縮されたCSVデータをダウンロードできるようだ。
うん、数年前と比べると進歩してるなぁ。
まあ、LZHで圧縮しちゃうあたりが郵政省的な気がするが、それでもCSVという誰でも扱えるフォーマットでデータが作成されてるあたりは格段に進歩したと言える気がする。
これならDL->解凍->データベース更新は自動化できるよね……データ形式やURLが変わりさえしなければ………(郵政省だし変わるだろうなぁ…^^;)


ところで郵便事業が完全に民営化したら郵便番号とかの仕組みって誰が管理すんのかね?
微妙に気になった。