やはりウチの近くに日本語話者が住んでいる

今日はお休みなので、髪でも切りに行こうかなと思い
いつも行っている所、つまりウチの会社の一階の美容院に向かっていた。
まさしくもう目の前がウチの会社の建物だというところで
男の子と女の子が歩いていた。
それだけなら極めて日常の一コマで、何ら驚愕に値することはないのだが、
男の子が何気なく発した言葉に驚いてしまった。


「…かと思ったらネコかぁ」


え、何?日本語?
しかも、喋ったのが子供?


ソウル市内なら留学生や観光客がいるから
たまに道端で日本語が聞こえることがあっても不思議ではない。
しかし、ここは市内じゃないし、観光名所も特になくて観光客も来ない。
しかも子供が親と一緒じゃなくて歩いてるという状況、
これは……ここに住んでるってことではないか?


ぶっちゃけ、以前に一度、通勤途中だったと思うのだが
母親が子供に向かって何か日本語らしき言葉を発するのを聞いたことがあったのだ。
その時は「今あのおかーさん日本語喋った気がするけど気のせいかなぁ?」
くらいに思ったのだが、
今日見た男の子はあの時のおかーさんの子供なのではないかと思う。
とにかくあの男の子ははっきりと日本語を喋った。


しかし、日本語を喋ったからと言って日本人だとは限らない。
たとえば親の転勤の関係で日本で生まれた生粋の韓国人かもしれないし、
永久帰国を決めた在日3世の子供の、つまり元在日4世かもしれない。
そんなわけで「日本人が住んでいるらしい」とは言えず
解っている範囲でいうと「日本語話者が住んでいるようだ」ということになるが、
とにかく日本語を喋る子供に驚いたのでした。