頭が痛くなってきた。

寝て起きた。
久々に時間があるので日韓基本条約も含めて戦後の歴史の勉強をしてみた。
今まで「賠償問題はほとんど解決済み!!」だと思っていたし、
韓国に対しての賠償問題も日本人としては原則的に解決済みだと再確認した。



中国に対しての賠償問題なんですが………。
正直………。
うーん。


韓国人や中国人は感情論主体で、理屈の通った理論に逆らって賠償問題を蒸し返していると思っていたのですが……。


少なくとも韓国については↑の見方は変わってないんですが、対中国の話で…正直、頭が痛いです。
日本政府の主張というのが、感情論の反対として理論というのは一応通してあるのですが………日本人の俺から見ても


屁理屈


に見える…………。


具体的には中華人民共和国中華民国という「2つの中国」の問題と絡んでくるのですが、
日本が国家間の賠償問題を解決済みなのは中華民国に対してのみで、中華民国を継承した中華人民共和国はこの問題解決も引き継いでいて当然というのが日本政府の見解らしいのですが、
日本が日華平和条約を結んだ時点では中華人民共和国を国として認めていないとはいえ、当時の中華民国が中国全土と代表する政府としての支配地域を持っていたかといえば………。


「じゃあ素直に中華人民共和国に対しても賠償問題はっきりさせよう!」
としたいところなのですが、サンフランシスコ平和条約があるので、「賠償金」として追加で払うと他の国にも日本に対して追加の分の請求権が発生しちゃうのですね?
だから正式な賠償としてではなく曖昧な「経済協力」とか「資金援助」とかになっちゃって、「日本は賠償をちゃんとしていない」というレッテル貼りに繋がってくるわけだ(金だけ出せばいいって問題じゃないという意味がやっとわかった気がする)。


つまり日本はやっぱりまだ「サンフランシスコ平和条約」という条約によって踊らされ続けているわけですか?
極東にわざと紛争の種を蒔いて、日本を完全に潔白にしてくれない勢力があるということなのだろうか?