現実と、現実離れした事と、いっぺんにいろいろ考えてた。
昔の人も、明日パンを買うお金の心配をしながら、世界平和の事なんか考えていたんだろうか?


大国同士の戦争はなくなったし、日本はアメリカのイラクへの戦後処理を手伝う手伝わないという話で真っ二つに割れるくらい、本物の弾丸での命のやり取りとは無縁な生活をしているけど、それでも日常の生活の中には「いかにして生きるか、もしくは負けて死ぬか」という争いがこっそりと、しかし確実にある。
現実を理想へと近づけるために、究極の理想の看板を降ろしちゃだめだ。
だけど、そこには絶対に辿り着けない。
誰かが勝つとき、必ず誰かが負ける。
かといって争いがなくなった時、人は堕落する。
誰もが勝ち続けられる方法はあるのかな?
海底での食物栽培で世界中の誰もが飢えることなく生きられるようになって、
本物の知能をもったコンピュータが人間の代わりに労働をこなす。
そんな未来もあるのかな?
可能性はゼロじゃない。きっとゼロじゃない。そう信じたい。