夢とかみる

俺が産まれた当時の家にあった二段ベッドにいる夢をみた。
夢の中での俺は、当たり前のように二段ベッドの下の段にいた。


実は今までも普通にこういう夢をみてたのかもしれない。
興味がなくて目が覚めたときには覚えてなかっただけで。


そういえばあの木造平屋のオンボロ借家を出て行かされた時も、
今みたいな何かかけがえのない物を奪われたみたいな気持ちだったような気がする。
今、同じランクの別の家に住めって言われたら本気で願い下げだけど、
生まれた場所っていうのは特別な物だった気がする。


あの時立ち退かされた所にできた新しい家とかも、もう築十数年になるのか。
いつか金が余るほどの大金持ちになったら、あの土地を買い取って、
当時を再現した家を建てたいなぁなんて馬鹿な事を前からたまに考える事がある。