「企業がターゲットだからユーザビリティを優先しなくていい。」
は間違った考え方だ。
企業は人の集合体であり、結局ユーザーというのは人間なのだから。
企業ユーザーの特異性というのはユーザビリティを無視していいということではなく、
例えば
「メインフレーム時代のオンラインシステムに慣れているユーザーが多いから、
項目移動は TAB じゃなくて Enter で行いたいんだけど？」
というような、結局のところ特殊なユーザーに向けたユーザビリティを考えるということなのだ。
Google が勝って Yahoo! が負けているのは単に検索エンジンの性能じゃないと思う。
Google にはセンスがあった。
でもそれはユーザーの立場で考えて、専門家の立場で設計するという基本的なことだ。
逆に言えば Yahoo! もその他のほとんどの競合も、そんな基本的なことができない体質なのだ。
