プチ虐待じゃないか?

通勤途中、幼稚園児くらいの子供が母親らしき人と手をつないで歩いてた。
子供が、親の歩調にあわせられずに転んだ。
この時、子供は泣いていなかった。
しかし、その母親らしき女性は
「何やってるんだ!起きろ!(最初の部分は良く聞き取れなかったけど"起きろ!"は良く聞き取れた)」
と強い調子で言い放った。
この段階で子供は泣き始めた。


なんとなく、小さい頃の自分もそういう経験があるような気がするのだが、
あまりにも言い方が厳しいのではないかと思う。
もちろん、転んだら自分の力で起き上がるように躾けるのは当然の教育だけど、
怒鳴らなくてもいいし、キャパシティの少ない子供は怒鳴られたら逆に理論を理解できないだろう。


まだ世界を知らない子供にとって、保護者というのは頼れるものの全てだったりする。
その唯一の心の頼りから、あれだけ突き放された言い方をされたら
まるで自分の存在価値そのものを否定されているように感じても仕方が無いと思う。
肉体的な虐待ではないけれども、これってちょっとした心のプチ虐待ではないかと思う。