ヘリポト

彼女からの電話で彼女の甥が「ヘリポト」が大好きだと言われ、何のことなのか迷う。
Harry Potterか…………。一瞬「ポルポト派」という言葉が頭をよぎっていった--;
韓国語は音の長短の区別が曖昧なので、母音の発音は日本語より遥かに細かい区別があるにも関わらず韓国人の英語の発音は聞き取りづらいのだ。
日本語脳の俺には、その母音の区別の方まで違うように聞こえるので。
例えば有名どころだと Hamburger は ヘンボゴ。ハンバーガーというのもかなりのカタカナ英語だと思うがヘンボゴは予備知識がなければ解らないだろう。
以下、俺の日本語脳に響く韓国語での英語。


"McDonald's" 『メクドゥナルドゥー』これも日本語の「マクドナルド」の方もあまりといえばあまりだが。
"Dark circle" 『タクソクー』、「目にクマが出来てるよ?」と言われたんですが、はじめすっかり韓国語の単語なんだと思いました。パッチムのリウル(L,Rの音)はダークLに近いんだろうか?綴りを知らない単語の場合は聞き取れない場合が多いです。
"Language" 『レンギジー!!』 これは漢字の言葉だと思った。近いと思っていた日本語の「ランゲージ」という発音も全然違うという事を教えてくれたいい勉強材料になった。


ちなみに韓国の不思議の一つ、出来る人は謙虚で出来ない人ほどやかましいというのも英語の発音で痛感させられた。
俺が聞いて「ネイティブみたいだぁ」と思うような発音の人は「いやいや、私、ヘタクソなんです」とひたすら謙虚な人が多い。反面↑みたいな、まんま韓国語の発音に落とし込んだだけの発音の人ほど「日本人は英語の発音が変だなーはっはっは。これがネイティブの発音だぞ!」とか笑える発言を本気でする(冗談で言っているのではないらしいのがポイント)。


ま、そんな俺も今ではヘリポトと聞こえても数秒の思考時間さえもらえればHarryPotterのことかと解るようになった(英語→韓国語発音の変換ルールが大体把握できた)。