謎な一日だった。

なんか午前中から会社の前に座り込んでいる人が居ました。
となりの会社の人で、カギがないのかなぁ?と思ってたんです。
お昼休みになってもまだ居て、あれれ?と思ってました。
今日は日本からクライアントが来るはずなので、変な人がいると変な風に思われるだろうなぁ、なんて。
トイレ行くにもタバコ吸うにもその人が居てすごく妙でした。
この話はちょっと置いといて………


夕方ごろ、やっとクライアント様が来た模様。
というかクライアントに提出する資料をクライアントが到着してから翻訳を頼まないで下さい--;
しかも「なんでまだ翻訳できない?」とか聞かないで下さい--;
機械翻訳語のエセ日本語を日本語にするのも結構時間がかかるんですから……
ま、結局予定表とかは機械翻訳のまま渡しちゃったけどね(急いでいるようだったので)。


俺は別にクライアントとの話には呼ばれず、クライアントも開発の方の部屋には入ってこなかったのです。
それでも一応、八時半まで残っていたのですが、何も言われないので代理様に「帰ってもいいですか?」って聞いて帰ってきちゃいました。


帰り際、事務のソンヒちゃんに頼まれごとをされました。
「会社から出たところに彼氏がいるからこのライターとタバコを渡して」と、
なんでソンヒちゃんまで帰れないのか解らないんですが、彼氏も延々と会社の外で待ってるのか……かわいそうに。
というわけで、帰り際に彼氏君にタバコとライターを渡してあげました。
関係ないけどこの彼氏君は男前。前にソンヒちゃんのケータイの画面で見たときに
「ソンヒとはバランス悪いくらいかっこいい彼氏だね」と言ったら怒られたことがありました^^;
いや、ソンヒちゃんも可愛らしい子なんですけどね。


で、まあ時系列的にも戻るんですが、午前中から会社の前に居た男の人の話です。
ちなみにソンヒちゃんの彼氏が待っていたのは会社のあるビルの外、
この話の「会社の前」はビルの中のウチの会社が入っている階のエレベータと階段がある共有スペース部分なので別の場所です。
午前中は新聞を読んだりしていたその人ですが、午後に入るとその新聞を床に敷いて寝転んでみたりしはじめました。
「これを日本から来たクライアントが見たらどう思うんだろう?」とか思いつつ、触らぬ神になんとやら、とりあえず放置。
その後、一度その人がウチの会社に入ってきたようです。
開発の方の部屋から出入り口が見えるのですが、そこで代理様がストップをかけていたみたいです。
で、結局元の位置に戻ったようなのですが、次に見たとき、このおじさん、ついに焼酎を買ってきて呑み始めてました。
そうこうしているとクライアントが到着。結局あのおじさんを横目で見ながらウチの会社に入ってくることになったんでしょう。
その後なのですが、会社の出入り口を出たところで理事様と女の人がなにやら話をしていたのです。その時は例のおじさんは一時的にいなくなってました。
そして定時。今日はお客さんがいるので関連した人は残っているものの、他の人はいつもどおり一目散に帰っていきました。この段階ではまだあのおじさんが呑んだくれているだけだったんだろうと思います(俺は残らなきゃいけないと思っていたので未確認)。
で、残っているものの、仕事関係では何の音沙汰もなし、翻訳の追加もお願いされないので上述のとおり代理様に確認後に帰ろうとしたのです。
代理様が帰ってもいいよというので支度して会社のドアを開けるとそこには………


最初から居た、既に酔っ払っている座り込みおじさん。
代理様と話をしていたオバサン。
新たに現れた、なんか悪事とかに対してすごく頭が回りそうな顔のおじさん。


この三人が完全に「ウチの会社から出てきた人を捕まえようと思えば絶対に逃げられないフォーメーション」で固めていました--;;;
幸い、俺は彼らに一瞥されただけで「フン、関係ないやつか」みたいな顔をされただけでした。
怖いなぁ、と思いながらエレベータに向かったのですが……
会社のドアから出ると、横にある階段が死角になっているので見えないんです。
その階段に怖そうなオジサンが追加で待ち伏せです--;;;;;
階段の明かりは音か何かを察知して一時的に点灯するものなので、座って待ち構えているおじさんは、階段の外からの光でしか見えないのですが、もう怖いのなんのって……。
あらゆる方向からガッチリガードですよ。
何も見なかった事にしてそそくさと帰りました。
ソンヒちゃんの彼氏にタバコを届けた後に気づいたのですが、ソンヒちゃんはまだ会社内。
代理様やイリ兄さんなど男手もいるものの、あの体制で固められている所に残してきたのはちょっと後悔。でも状況的に戻ると不自然だし、あの人達が俺が日本人だと気づくと余計に話がややこしくなりそうなのでそのまま帰ることにしました。
せめてもう少し韓国語がわかれば、彼らの目的もある程度わかっただろうし(俺がエレベータ待っている間とかに何か話していた)、ソンヒちゃんの彼氏にソンヒちゃんを迎えに行ったほうがいいことも伝えられたのに(俺が彼に話したのは「ソンヒちゃんの彼氏ですか?これソンヒちゃんが」だけ--;)。
ほとんど韓国語がわからなくてもなんとか生活できちゃってますが、こういうときはやっぱり「もう少し普通の会話ができるくらいの韓国語力はつけておくべきだったな」と反省する次第です。
結局彼らは何者だったんだろう?残っている人たちは大丈夫なのだろうか?