ゲームプログラマーって損だよなぁ。

また愚痴になるのか……タイトルを愚痴日記に変えるべきか。
やっつけ仕事でモデルビューアが出来た。
モデルを表示させるとカッコイイ(モデルが)。
表示なんてライブラリに丸投げなのでやってるのはデータの読み込みと表示の指示だけ。
難しいことなんぞひとつもしていない。
しかし、評価する人から見ると、カッコイイモデルが表示されるプログラムを書いた人が
すごいプログラマーになるようだ。
俺の隣、浄水器越しに座っている彼は辞めてしまったPGチーム長から信頼が厚かったのだが、どうやら彼は3Dメニュー表示プログラムを作っていたようだ。
今回ツールを作るのに参考としてそのソースを貰った。
別になんのことはない。ただ単にモデル出すだけのプログラム。
綺麗なモデルが出たから彼も評価されるのだ。
俺は彼のソースを見て「最低限、彼はモデルを表示するプログラムは作れる」という評価はできるが、彼が最高の仕事をした時にどの程度の仕事ができるかは解らない(彼がこれに費やした時間も解らないので効率面も解らない。ライブラリのAPI等を何も知らない状態から半日仕事でこれを作れたら平均点以上の人なのは確実だろうが。ちなみに俺はこのモデルビューアに2日半かかった--; 昨日書いたヘボミスで昨日一日を潰したからだ…。俺はやっぱり平均点以下かもしれない)。
実現不可能な仕事ばかり降られた挙句に「お前まだ何も成果だしてないな」とのたまわれる俺もいれば、モデル表示するだけのプログラムを書いて評価される彼もいるのだ。
しかもずっと翻訳の仕事を突然入れられている。
俺は本来ならば企画がやるべき仕事までやりながらやっているのだ。
そして翻訳の仕事みたいな雑事も俺の仕事量には計算されない。
今までに降られた翻訳の仕事の分だけでも社長は絶対に「お前まだ何も成果だしてないな」などと口にしてはいけないはずだ。
一昨日と昨日だけでも翻訳で合計5〜6時間は使っている(幸い今日はなかった。原文が遅れているからだ。その代わりに明日メールで送られてくるらしい--;)
「企画に日本語解る人を入れてください」と言っても「ウルサイヨ」とか言うし--;
まあこの翻訳の仕事のおかげでわかることもある。
今回の一連のプロジェクトの中の自分が関わってない方のゲームの企画書についてだが
クライアント側からさえ「期間内にこんなに何でもかんでも入れたもの上げられるんですか?機能縮小も考えては如何でしょうか?」みたいな話が出てる。
こんな有難いお言葉がでるというのは素晴らしいクライアントだな。
少なくとも彼らのほうがウチの社長より現実見てるわ〜と思った。
彼らは自尊心なんかより、確実に仕事として一定の成果が出ることを選ぼうとしてるのよね。
彼らには何が可能で何が不可能かある程度わかっているから。
それが解らないくせに勝手に可能だと思い込んで無茶な仕事を降られる俺らは><;
更にはそれについて意見すれば「他もやってる(実績のある会社が最新鋭プラットフォームだけでやってるんですけど…あんたが今要求している事はファミコンでFFの最新作を作れっちゅうくらいの無理難題なんじゃい)」とか「成果を見せろ(見せてあげられる仕事を降ってください)」とかついには「面倒くさがらずにちゃんとやってよ(誰がいつ面倒くさがってちゃんとやらなかったか?)」とか言うし。


とにかく、見る目(評価、情報)が間違った状態だとその後の全てが間違いになるのだ。
入力が間違っている時に正しい出力が期待できないのと同じで。