俺と日本と天皇陛下

俺も自虐史観教科書で育った世代です。
戦後の日本人として恒久平和を願って育ったんです。
日本のアジア支配に後ろめたさを感じていたんです。
天皇家についても「せっかくの世界最長の歴史を誇る王朝を取り潰すのはもったいない」くらいの考えでした。
ここに暮らして周りの人達がいたずらに俺の心に眠る愛国心を蹂躙していくまでは。


日常的に反日史観を押し付けらようとされ続けたが故に、本来ならば一度も目覚めることなく、永遠に眠り続けていくはずだった皇国史観愛国心が目を覚ましてしまったのかもしれません。
以前の俺に「天皇家は廃止するべきか?」と問えば「税金はもったいないかもね、でも廃止までしなくてもいいんじゃないの?」程度の答えが返ってきていたでしょう。
もし今問われれば答えはまったく違います。
「個人個人であれば絶対に耐えることのできない環境を耐えさせ、敗戦の憂き目の後ですら国民から愛され続ける天皇家の存在というのは、日本人自体が考えているよりずっと大きく、内外の日本の転覆や混乱を狙っている勢力に対する抑止力として働いているであろう。故に無闇に天皇制の廃止などを訴えることは安直かつ無意味な平和ごっこに過ぎない。」
かつてはアメリカが、現在でも反日地域では日本という国が再び天皇家の名の下に一つになることを恐れているという。
今まで「現代ではありえない、馬鹿げた話だ」と思っていたが、それこそが日本が現状より酷くは海外からなめられていない大きな理由の一つであると思う。
アメリカに奪われた日本人としての誇りを思い出せてくれたという意味では反日には感謝もしなくてはいけないのかもしれない。


ともあれ、今までの自分も含めて、日本人には愛国心がなさ過ぎる。
反日地域のように行き過ぎた愛国心にいたずらに踊らされ自分と違う考えの物を弾圧するのは間違いだが、
もっと国に誇りを持って欲しい。
少なくとも自分達の国に他国から『皇帝』『Emperor』と呼ばれ、自分達の先祖が『おおきみ』『みかど』『天皇』と呼んで敬った人が現在すること、その意義を多くの自虐史観の日本人に深く考え直して欲しいと思う。