Winny

ついでなので。
誰もが出来るが誰もやらなかった事をはじめにやった奴が英雄だと言う。
一人殺せば殺人犯、千人殺せば英雄だとも言う。
馬鹿と利口は紙一重とも言う。
47氏というのはそういう人物ではないか。
この人がただ不正コピーを蔓延させる為にWinnyを作ったとは思えないんだよね。
で、利用者も馬鹿みたいにデジタル泥棒してていいわけがない。


道徳と理性と利便性と弱さと醜さと愛と未来が全部ごっちゃにここにくっついてる。
誰か一人の手じゃ必要な物と不要な物にわけられない。
でも「大衆」に全てを委ねてちゃ、不正業者が産廃を垂れ流すみたいに、
害悪だけが周りに散かされる。


自分という小さな個人に何が出来るのかわからない。
ちいさな個人が声高に叫んだところで誰も声をかさないだろう。
非力さを思い知るのはこういう時だ。
でも神様、どうか過度の力を自分に与えないでと思う。
皮肉なことに力がないからこそ、正しい力の使い方がわかるのだ。
力を手にしたとき、自分が誤った方向にその力を向けてしまうのではないかと怖い。
でも今まではそれなりに清く、できるだけ他人を傷つけないで生きてきたじゃないかとも思う。


どうやら今日のおしゃべりはここまでみたい。
こういう問題になると持病が出やすい。